混浴が難しくなりつつあるのか 千人風呂にマナー張り紙

千人風呂が好きだ。古い木造のだだっ広いお風呂。最近行ったのは、青森県の酸ヶ湯温泉。ちょっと前には静岡の修善寺温泉。どちらも写真などであちこちに紹介されている有名なところ。

広々とした雰囲気が気持ちよさそうなのが千人風呂の魅力だけれど、行ってみたらどちらも混浴だった。酸ヶ湯温泉には、女性を覗こうとする男性がいて苦情があったのだろう。「混浴を続けるためにも、マナーを守りましょう」という貼り紙がしてあった。なんとも寂しい話。

修善寺の金谷旅館のほうは、あきらかな掲示はなかったように記憶しているけれど、風呂上がりにくつろいでいたら常連らしい男性たちが「こないだ、何かあったみたいだね」と温泉のトラブルのようなことを話していた。

酸ヶ湯温泉では、湯浴み着をレンタルしていて、女性はそれを着て千人風呂に入っていた。それも、安心して利用できるなら悪くないシステム。老夫婦が同じ湯船でおしゃべりしながらお湯を楽しんでいるのは、ほのぼのとしている。無くならないでほしい風景。

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