6月に約10日間かけて、スペイン巡礼の道を歩いてきた。「スペイン巡礼の道」は、カミノ・デ・サンティアゴと呼ばれることもあり、スペイン北西部の都市「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」にむけて、信者が歩いて巡礼をおこなった歴史的なルート。歩いたのは「フレンチ・ルート(フランス人の道)」といわれるルートの、後半114キロにあたる部分。その道すがらのトピックを、いろいろと書き記して、今後旅する人にもお伝えしたい…。
ルートを歩いていると、農家や牧場がたくさんある。まず、忘れられないのが、その庭や敷地内にある写真のような立方体の建物。煉瓦や石作りで、家によって、大きさなどが異なっているが、最初はお墓か何かかと思っていたが、調べると穀物庫だった。(chatGPTに写真を指定して質問した)
「オレオ」というらしい。hórreoと書くようだ。
巡礼路の思い出に残る穀物庫「オレオ」
スペイン観光局の投稿では複数並んでいるが、巡礼路の脇の農家/牧場で見かけたのは、だいたいが1件に1つあり、いずれも地面から土台などで1から2メートル程度の高さに浮かせて設置されていた。倉庫の風通しをよくするためか、木材の格子やスリットつきの煉瓦で壁面が構成されていた。

たまにオレオの近くをあるいたとき庫内を覗き込むと、乾燥したトウモロコシが収められていた。穀物庫として現役なのか、あるいは古い倉庫が壊されず残ったままなのかは、よくわからないが、毎日のように見かけた懐かしい風景。
Tumblerにまとめている方もいた。