伊東「大室山」の山焼きをみてきた 迫力実感&事後のススにびっくり

山に火を放って下草を焼くことで山の植生を管理する「山焼き」は、今頃の季節に各地で行われている。炎が山を駆ける様子を見たくて伊東の「大室山」にいってみた。もともとは、8日(日曜日)の予定だったけれど、雪などの影響で1週間延期となり15日に行われた。

東京方面から朝の早い東海道線に乗った。熱海まで東海道線で行って、そこから伊東線に乗り換え。9時頃に伊東駅に到着。伊東で降りずに伊豆高原駅までいって、そこからバスに乗るルートもあるけれど、JRが伊東までであることと、街が伊東の方が生活感などがあるので伊東駅をバスの起点にした。

大室山は、バス停で言うとシャボテン公園で降りることになる。大室山とシャボテン公園は道路を挟んだ向かい合わせだった。伊東からは45分程度か。JRを降りてすぐバス乗り場に並んで20番目くらいだった。幸い座ることが出来た。揺れるバスで立って乗るのを避けたい人は、早めに乗り場に並ぶのが大事。

事前に大室山ロープウェイに電話して、そもそもの山焼きの開催のことや、交通の便のことを教えてもらっていた。山焼きが始まると交通が混雑するとのことで、早めに訪れた。現地に10時頃到着。この時点では、大室山山頂のカルデラ部分の山焼きがまもなく始まるようなタイミングで、ロープウェイが山頂との往復で稼働していたが、ロープウェイに並んで数分後に「山焼き準備などもあり登りはクローズ」となってしまった。残念。

山焼きを「どの場所で見るか」も悩んで、人波にそってあるいていたら、山麓の「さくらの里」にいきついた。ここは、かなり広く開放的な公園で、すでに芝生の上に小さいチェアやレジャーシートを広げてピクニックのようにくつろぎながら山焼きを待っている人がチラホラいた。自分もチェアをセットして待機。

天気が良くポカポカ陽気で、日差しがまぶしいくらいだった。

このさくらの里で、山の外側に火を放つ本格的な山焼きまで1時間くらい待った。徐々に人が集まってきて、中国人の集団などもちらほら現れた。先日、奈良の若草山焼きにもいったけれど、そこにくらべると大室山はそこまで有名ではないこともあり、人が集まっても殺気立つような感じはなかった。

12時になると、消防か地元のひとか、祭りのようなはっぴを着て、手に炎の灯ったたいまつを持った人が、歩いてきて山を覆うススキに火をつけていった。15メートル間隔くらいで、火を付けていくが、最初のうちは火も小さい。数分後に、炎が横にひろがっていく。とびとびだった火が徐々に線になり面になり山肌を焦がしていく。炎から数十メール離れたところでチェアに座っていていたが、炎の熱が押し寄せてきて熱い。風向き次第では、逃げ出していただろう。座ってみていた人も立ち上がりスマホで写真を撮ったりしている。自分もチェアから離れ写真を撮ったが、暑さと、後ろにも人がいるので邪魔しないようにすぐ場所をゆずるなどした。目の前で炎と熱を感じるのは正味10分くらいか。山肌は黒く焼けて炎は山の上の方にあがっていく。

山肌をあがる炎の様子は、遠景からみたほうがよく見えそうなのだけど、現地にみにいくと、どうしても近くで見たくなってしまう。近くで見ると迫力もいっそうだ。

あっという間に炎は山を登ってしまって、山焼きは終わってしまう。15分くらいで続々と人が帰り始める。ピクニックするひとは、そのまま残っているようだけど、自分もチェアをたたんで退散。ロープウェイは、山焼き後の安全確認の後再開とのことで、1時間くらい待つことになる。ロープウェイ乗り場には、長い列ができる。そして、ロープウェイが13時過ぎに動き始めたが、自分の順番の少し前で「強風のため運行見合わせ」となってしまった。残念。

ちなみに、山焼きの後、ロープウェイの列に並んでいると、どこからともなく灰やススが降ってくる。山焼きの後の山肌を風が吹き抜けてこれらをまきあげているのだ。自分は普段着だったのであまり気にならなかったけど、カップルで並んでいた人は、女性の白いセーターが汚れることを気にしていた。男性が上着をかけてセーターを守っていたりして、それはそれで仲よさそうでホノボノなのだけど、気に入った服を着てくる人は、ススや灰のことを気にした方がよいかもしれない。

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