テレビのお笑い番組などから、ダウ90000のことを知って、その公演を見てみたいと思っていたら、「ロマンス」という舞台が戯曲賞を受賞したことで配信が始まっていたので見ることにした。

実は、ストーリーが自分には複雑でちょっと追従できなかったところもあるのだけど、ネタバレしない程度にまとめると…
舞台は公園で見知らぬ男女が偶然話しはじめるところから始まる。話が進むと、実はその公園でのやりとりは「恋愛ドラマ」の冒頭だったということが分かる。ドラマの放映後、ウェブで公開されている漫画の「パクリ」ではないかと、SNSで炎上がはじめる。ドラマの男性脚本家に対してプロデューサーが火消しを迫る。脚本家は、漫画の女性作者と会うことに。恋愛ドラマの主人公となる男女は、実はその脚本家と漫画家だった。それぞれが、自分たちの出会いを、ドラマ脚本と、漫画に描いていた。脚本家と漫画家は、同じロマンスをそれぞれの視点で語っていたのだ。思いや解釈の相違から、ドラマと漫画には違いが生まれていた。「パクリ騒動」をきっかけに、二人がぶつかり始めながら、それぞれが気づけなかった相手への思いに、気づいていく…。
といった感じか。テレビのバラエティなどで活躍する蓮見翔が生み出すセンスある笑いやしゃべりが舞台全編を満たしており楽しむことができるうえ、男女のロマンスも描かれている。
普段、演劇を全く見ていないので、演劇の世界での位置づけなどはわからないけれど、十分に楽しめた。
ただ、テレビドラマの描写、ドラマの俳優の素のモード、脚本家と漫画家、漫画で描かれるストーリーの描写、などの切り替わりに、ちょっと理解が追いつかなかったところもあった。自分が演劇初心者だったから…なのかも。
映画やドラマは見るけれど、演劇やライブに縁がなかったが、自分のエンタメ守備範囲を、もっと広げていこうと思わせてくれた。
