映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を観た 一言で言いにくい印象

吉本のベテランお笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介の書いた小説を映画にしたもの。吉本芸人のラジオなどで話題になっていたことから見に行ってみたが、そういうゲタをはかせなくても映画は印象に残るものだった。

イケメン・美女の恋愛映画ではなく、「二軍」的な男女が打ち解けていく一方で、衝撃的な出来事があって…といった展開となっている。主演は、萩原利久と河合優実なのだけど、もう一人の若手女優の伊東蒼の印象的なシーンが大いに話題になっている。

関西大学がロケ地として使われていて、大学や付近の町並みの様子が、自分の学生時代を思い出させる。萩原利久がアルバイトをする銭湯で、バイト仲間として働いているのが伊東蒼で、銭湯の清掃バイトをする様子などが、楽しそう。銭湯のロケ地は「宝湯」という京都の銭湯だそうで、行ってみたい気になった。

テレビプロデューサー佐久間宣行のオールナイトニッポンゼロでも印象的など話されていたが、無条件な絶賛というより、多少「荒削りか」といったコメント付きで魅力を紹介していた。自分は、主人公の悲観的な思い込みを描いたところとか、ちょっとだけ現実離れしているような振る舞いのシーンで、少し醒めるようなところもあったけれど、それでも観てよかったと思える映画ではあった。TBSラジオのアフター6ジャンクションで紹介した放送がYouTubeに載っているけれどコメントには賛否それぞれが投稿されている様子。

評判の割には,上映館が少ない気がするのだが、配給が日活だからなのか…。

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