お笑いの聖地(?)千川の「BeachV(びーちぶ)」にいってみた 客も芸人も予想以上に高齢化?

SMA(ソニー・ミュージック アーティスツ)のお笑いの人が、トークでしばしば言及する千川の「びーちぶ」。SMAのお笑い用?劇場スペースで、座席が50前後、舞台が8畳くらいか(機材スペースなどもあって正確にはもう少し広いのかも)。地味でしょぼいけど、そこが駆け出し時代の思い出になっている、みたいな話で語られる。ハリウッドザコシショウが住み込んでいたとか。

一度行ってみたいと思って、9月20日の「銅のたまご」という公演?にいってみた。「銅のたまご」は、金、銀、銅などと若手芸人のランクがあって、その中の勝ち抜きコンテストみたいなもので、「SMAトライアウトライブ(笑)」というメインタイトルが付いている。銅のたまごは、昼過ぎにあったけれど、夕刻からは金のたまごもあった。

地味なビルの地下にあって、入場開始の5分くらい前に付いたら10人くらいの人が並んでいた。吉本などの劇場だと、若い女性がこういった若手の出る時に並んでいる印象があったけれど、最初に並んでいた人たちは、若くなかった。自分もだけど。

開場して、パイプ椅子の席が最終的にはほぼ満員になって、全部で50人くらいか、もう少し多いくらいか。年齢層は若い人が30前半、上は40代後半〜50代くらいのような印象。高齢化?

十数組の芸人が、順番に出てきて各自5分程度のネタをやって、そのあと全員が舞台に出てきてフリートーク。「地下芸人のよくわからないネタ」ばかりだったら、どうしようかとおもっていたら、普通におもしろかった。ネタが短くて飽きたりしないのでよいのかもしれない。

もうひとつ高齢化かと思ったのが芸人の方。女性コンビの南天の「天野さん」という女性は、40代半ば、2世代ターボの「川崎さん」は65歳。ネタの中身まであまり覚えていないけれどフリートークの時も含め、大なり小なり年齢差を使った笑いはあったし、面白かった。

そうじゃない、大勢の芸人の方も、30代後半みたいに見えた。正直もうちょっと若い人がやっているのかと想像していた。

今回の「銅のたまご」のMCは、ロビンソンズというコンビで、明るい感じで舞台を回していたし、各芸人の受け答えも、明るく、全体的に「陽キャ」な感じだった。変に地下芸人に期待していた部分もあったが、明るい雰囲気だったのも自分には意外だった。

吉本には、「おばあちゃん」という70代後半の女性芸人の人がいて、吉本の劇場でも笑いを取っていたし、本まで出していた。芸歴が浅いから、その年齢でも「若手芸人」。どんなものでもウリにつなげて、「若手」の芸人になれる時代なんだろうな。

     ◇

ついでに、びーちぶに集まるSMA芸人のトークに登場する、千川駅前の「つけ麺道たけし」でつけ麺をいただいた。甘めのつけ汁が旨かった。食べると売れるらしい。自分も売れる(?)かな。

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