映画『ベートーヴェン捏造』を観てきた。冒頭、現代の日本の学校シーンから始まるのが意外だった。肝心の中世ヨーロッパシーンでは、日本人が日本語で演じる舞台劇的な空気が強く、違和感を抱く人も多そうだ。主人公のシンドラー役が山田裕貴、ベートーヴェン役は古田新太。歴史とフィクションを行き来する構成は、私にはエンタメと割り切って自然に受け入れられた。
レビューサイトでの評判は、「コメディ要素は薄め」「話の流れは面白いが、映画としての勢いには欠ける」など。好意的なものもあるようだけれど、強く勧めたいかというと微妙だ。製作がAmazon系列なので、もしかしたら時間をおかずに配信で見られる可能性が高いかもしれない。